仮想通貨が「怖い」「危険」といわれる理由4つ

近年注目を集めている「仮想通貨」。

ですが、一部の人から「怖い」「危険」だと思われているのも事実です。

では、一体なぜ仮想通貨が「怖い」といわれているのか？

その理由から解説していきます。

値動きの幅が高い

仮想通貨はその他の投資と比べて値動きの幅である「ボラティリティ」が高いのが特徴です。

ボラティリティが高いと相場が乱高下しやすくなり、投資のリスクが高まります。

この点がネガティブに捉えられ、「仮想通貨は危険」と思われることも多いのです。

ボラティリティが高い分、逆に儲かる可能性もありますが損をするリスクもあるので、初心者は特に注意が必要です。

ハッキングされる恐れがある

仮想通貨は「円」や「ドル」のように実体として存在しているものではありません。

あくまでネット上でやり取りされるものなので、ネット上でハッキングされると一気に資産を失うリスクがあります。

実は過去には資産を預かる仮想通貨取引所がハッキングされ、数億円以上の仮想通貨が流れたことがありました。

こういったリスクもあるため、「仮装通貨は危険」と言われることも多いのです。

ハッキング事件について書いてます

法整備が十分に整っていない

仮想通貨は株式取引や不動産投資などと比べると、歴史が浅く法整備が十分に整っていません。

そのため、中には法の抜け道を見つけて、詐欺のような行為を働く人もいるため要注意です。

特に見られるのが、次の2つのような不正行為です。

• 詐欺コイン
• 仮想通貨投資の詐欺商材

このような詐欺に引っ掛かると、多額の資産を失うことにもなるため要注意です。

これから仮想通貨を始めようと思っている方は、市場に関しての情報をしっかりリサーチして取り組むようにしましょう。

送金手続きを間違えると返金されない

仮想通貨を送金したいと思った場合、送金アドレスを入力します。

ですが、この送金手続きには注意が必要です。

なぜなら、送金時に送り先のアドレスを間違えてしまうと、自分の仮想通貨そのものが消滅する恐れがあるからです。

過去には実際にアドレスを1文字間違えて仮想通貨が消滅した事例もあり、このようなトラブルのことを「セルフゴックス」と呼んでいます。

仮想通貨には中央管理者が存在しません。

そのため、送金アドレスを間違えて、送り直したいと思ったとしても、それを頼める人がいないのです。

こういったリスクもあることから「仮想通貨は怖い」と呼ばれているのです。

仮想通貨のメリット5つ

ここまで、仮想通貨が「怖い」「危険」だといわれる理由についてご紹介しましたが、実は仮想通貨には大きなメリットもあるのです。

どのようなメリットなのか、早速みていきましょう！

短期間で資産を増やすことが可能

先述した通り、仮想通貨は値動きの幅であるボラティリティが高い商品です。

そのため、失敗すると損失を被るリスクもありますが、その分短期間で資産を増やすことも十分可能です。

過去、仮想通貨で投資をした方の中には、短期間のうちに億を超える資産を作った人もいるほどです。

これほど多くの資産を得るチャンスがあるというのも、仮想通貨ならではの魅力といえるでしょう。

決済としても利用可能

投資目的で使うイメージが強い仮想通貨ですが、実は決済としても使うことができます。

仮想通貨はボラティリティが高い商品なので、儲かっているタイミングを狙って仮想通貨で買い物をすれば、お得に購入することも可能！

何よりも、財布を持ち歩く必要がないため買い物も楽にできます。

送金する時の手数料がお得

続いてのメリットは、送金時の手数料がお得だということ。

他の通貨だと、銀行を経由して送金することになるため、手数料が発生してしまいます。

ですが、仮想通貨は銀行のように経由する金融機関がないため、手数料は限りなく少なく、お得に送金できます。

何回も送金すると考えると、手数料はやはりお得なことに越したことはありません。

そういった意味でも仮想通貨はお得に運用できる投資商品だといえるでしょう。

24時間どこでも取引が可能

仮装通貨は、送金も24時間どこでもすることができます。

深夜や早朝でも手続きができるので、「自分のタイミングで取引したい」という方にはピッタリです。

また、仮装通貨の価値は全世界共通です。

海外にいてもいつでも両替できるので、かなり活用できます。

少額からスタートできる

仮想通貨の取引と聞くと、「たくさん資金がないと始められない」と思う方もいるかと思いますが、実は仮想通貨は少額から始められる投資商品。

具体的には、数百円ほどの金額から始めることができます。

これくらい少額なら、仮に損をしてとしても多額の資産を失うこともないので安心です。

仮想通貨のリスクと回避方法

ここからは、仮想通貨を行うにあたり、考えられるリスクとそれを回避するための方法を解説していきます。

基本的な知識はしっかり押さえる

仮想通貨はうまくいけば大きな利益をあげることも可能です。

ですが、生半可な知識で取り組むと大損する可能性が高いので要注意。

仮想通貨を始める前に、まずは仮想通貨の基本情報をしっかりと押さえておきましょう。

仮想通貨に関しては、本やYouTubeなどの動画、ネットのブログ記事などで得ることができます。

無料コンテンツからでも膨大な知識を得られるので、これから仮想通貨を始めようと思っている方はこれらを活用して必要な情報を身に付けるようにしましょう。

少額からスタートする

投資は、賭けるお金が多ければ多いほど利益を得やすくなります。

そのため、大きく儲けたいと思っている方の中には、多額の資金を投じて利益を得ようとする方もいます。

ですが、仮想通貨初心者にこの方法はおすすめしません。

なぜなら、多額の資金を仮想通貨につぎこむということは、儲かる可能性もある分、同時に大損する恐れもあるからです。

まずは、数百円の少額からスタートし、投資の感覚を掴むことから始めましょう。

また、投資は生活費ではなく、余剰資金で行うのが基本。

少しずつ、無理のない程度の額で行い、慣れてきたら徐々に資金を増やしていきましょう。

「一発で儲けよう」と思わない

仮想通貨を始めようと思っている方の中には、仮想通貨に理想を抱き「一発で儲けてやる」と考える方もいます。

確かに仮想通貨はボラティリティが高いので、うまくいけば稼げます。

ですが、それはほんの一握り。

仮想通貨でそう簡単に大きな金額は稼げないとまずは認識しましょう。

稼ぐことがばかリに捉われていると、詐欺の口車に乗って騙されてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

分散投資をする

投資のリスクを軽減するために重要なポイントは、次の2つです。

• 投資銘柄を分散する
• 投資する時間を分散する

投資銘柄を分散すれば、仮に片方で損が出たとしても、もう片方で利益が出れば補うことができます。

また、投資する時間を分散すれば、高値掴みのリスクが減り、購入した仮想通貨の額が平準化しやすくなります。

このように、銘柄や時間を分散することで、損失のリスクを抑えながら利益に繋げることが可能なのです。

まとめ

• 仮想通貨は値動きの幅「ボラティリティ」が高い
• ボラティリティが高い分、うまくいけば儲けられる
• リスクを減らすためには、少額＆分散投資が基本